アリス・イヴ・ワインバウム

ワシントン大学英語学部准教授。同大学大学院にて批評理論部門の教員を勤める。コロンビア大学Ph.D.(英語学)。著書や共編に、Wayward Reproductions: Genealogies of Race and Nation in Transatlantic Modern Thought(2004)(『身勝手な再生産――大西洋近代思想にみる人種と国家の系譜学』)W. E. B. Du Bois and the Gender of the Color Line(共編、近刊)(『デュ・ボワと人種差別をめぐるジェンダー』)がある。近刊の同書は、アフリカン‐アメリカンの研究者であり、活動家であったデュ・ボワに関するフェミニストの論考、ならびに批評人種理論のアンソロジーである。現在、ふたつの研究プロジェクトに所属し、本報告のほか「トランスナショナリズムにおける再生産労働の理論化」に取り組む。これまでの論文には、近代的まなざしのジェンダーポリティクス、新しいフェミニストインターナショナリズム、そして19‐20世紀文化と再生産の政治学などがある。