リン・トーマス

ワシントン大学歴史学部、女性学部准教授。ミシガン大学Ph.D.。主著である、Politics of the Womb: Women, Reproduction, and the State in Kenya(2003)(『子宮の政治学――ケニヤにおける女性、生殖、国家』)では、植民地支配からポストコロニアル期のケニヤを通じて、「女子割礼」、堕胎、出産、婚前の妊娠といったテーマが、どのように激しい論争の的となり、また介入の対象となってきたかを論じている。現在の関心は、1930年代から80年代にかけての、ケニヤ、ガーナ、南アにおけるモダンガールをめぐる論争について。近刊では、従来の欧米やアジアのモダンガール研究に対し、モダンガールをコロニアル/ポストコロニアルな現象と捉え、20世紀アフリカにおけるジェンダーポリティクス、人種、消費が錯綜するトランスナショナルな歴史学を展開する予定である。