Frontiers of Gender Studies ジェンダー研究のフロンティア
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2007/10/1、8 平成19年度英語論文セミナー



お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」
グローバルCOEプログラム「格差センシティブな人間発達科学の創成」共催

平成19年度英語論文セミナー
【日時】2007年10月1日(月)、10月15日(月) 16:40〜19:00 
【場所】お茶の水女子大学 生活科学部本館3F306室
【講師】石井クンツ昌子(お茶の水女子大学教授)
【司会】水野勲(お茶の水女子大学准教授)
【記録】尾崎裕子(お茶の水女子大学COE研究員)
【備考】参加者:16名



【内容】
  若手研究者支援のプログラムとして、今回が3回目の英語論文セミナーとなり、人間発達とジェンダー研究の共催のこのセミナーも定着しつつある(この他に、1回の英語プレゼンテーション講座が開かれている)。 
  英語論文を書くことは、日本語の論文をそのまま英訳すればよいわけではなく、また英語の一般的な力をつけるだけで論文が書けるというものでもない。そこには、論文の書き方について一定のルールがあり、それを学ばずに英語論文にチャレンジすると、多くの時間を試行錯誤で費やすことになってしまう。
  日本語をネイティブとする研究者が、ふだん暗黙の裡に前提としている事柄を了解しない読者に向けて、研究の成果を説得的に伝えるためには、方法的な書き方の訓練が求められる。今後、国際的な学会、学術雑誌で活躍する研究者を育てる第一歩として、このセミナーを若手研究者向けに企画した。
  今年度の英語論文セミナーは、博士後期課程在籍の大学院生を対象に、英語論文の作成技術を身につけることを目的として、2日間にわたり開催された。講師は、家族社会学、ジェンダー研究、社会統計学を専門とする、本学大学院人間文化創成科学研究科の石井クンツ昌子教授にお願いした。
  第1日目は、英語論文の意義、構成、書き方についての講義が中心となり、最後に例題を基にグループ練習が行われた。第2日目は、受講者から提出された各自の研究論文のabstractを添削していきながら、英語論文の書き方を学ぶという形でセミナーが進められた。
  講義内容を紹介すると、第1日目は、前半は、英語論文執筆の意義、英語論文の構成、英語論文の書き方について、パワーポイントを用いながら講義が行われた。
  はじめに、英語論文を執筆することの重要性についてお話があり、続いて英語論文の構成について、頻繁に使用されるアウトラインを具体的に提示し、実際に論文を書く上での注意点を述べられた。また、英語論文において、使ったほうがよい、あるいは可能な限り避けるべき表現やボキャブラリーについて、いくつもの具体的な例を示された。
  後半は、英語文章表現の例題を使って、グループでそれを添削し、結果を発表するという形式を採り、終了した。
  受講者には、参加申込時点で自分の研究論文に関してまとめたabstract提出を義務付け、第2日目は、各自のabstractを具体的に読んで、表現などの添削を進めていった。そのため、受講者にとっては具体的な問題点等が明らかとなり、非常に有意義なものとなったと思われる。
  今回のセミナー受講者の専攻分野は、社会学、文学、心理学、地理学、経済学、情報学等、多岐にわたり、手法もそれぞれ異なっていたが、具体的な質問が積極的に寄せられた。




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