「身体」「生殖」「性別」認識等に関わる問題群のジェンダー視点からの解明と課題の整理を行い、生涯にわたる性に関する事柄(性アイデンティティ、性と生殖と健康等)に対応する新しい知見を、アジア地域の特殊性と普遍性相互の観点から提示します。また、人のゲノム解読プロジェクト後の新遺伝学研究、生殖技術、再生医学研究(ES細胞や体性幹細胞、クローンなど)の生物医学研究に内在するジェンダー・バイアスを解明し、今後の法的、倫理的、社会的側面
において示唆的な方向性を明らかにします。科学技術の進展によって提示される「身体・生殖・性別
」をジェンダーの視点から再考することによって、ジェンダー公正と多様な属性の人びととの共生を目指すことを目的とします。
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