Frontiers of Gender Studies ジェンダー研究のフロンティア
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2007/12/15 シンポジウム「同性カップルの生活と制度 -聞き取り調査から考える現在と未来-」

 近年、日本においても、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど、セクシュアル・マイノリティの存在が知られ、多様なセクシュアリティのあり方が社会に受容されつつあります。その一方で、同性婚や同性パートナーシップ制度など同性カップルに対する社会保障はなく、実際にセクシュアル・マイノリティとして生きている・生きていこうとしている人々の選択の幅は、限定されています。
  本シンポジウムでは、2006年から2007年にかけて、主としてカップルで生活しているセクシュアル・マイノリティに対して行った、聞き取り調査の分析結果を報告します。実証的な研究をもとに、同性カップル等の置かれた状況を把握するとともに、同性同士で生活している人々が直面している問題を解決するための足がかりを考える場にしたいと思っています。

日時:2007年12月15日(土)13:00〜17:00
場所:お茶の水女子大学 理学部3号館7階701
内容:
開会挨拶:舘かおる(お茶の水女子大学教授)

第一部:制度
調査の概要と望まれる法的保障/婚姻-家族制度に対する抵抗感/トランスジェンダー・クェスチョナー等の状況
◇報告者
谷口洋幸(早稲田大学)・石田 仁(明治学院大学)・杉浦郁子(中央大学)
◇コメンテーター
角田由紀子(弁護士・明治大学法科大学院教授)

第二部:生活
家事分担のなされかた/親密性のありかた/妊娠・子育て
◇報告者
釜野さおり(国立社会保障・人口問題研究所)・志田哲之(神奈川大学)・柳原良江(お茶の水女子大学/東京大学)
◇コメンテーター
善積京子(追手門学院大学社会学部教授)

第三部:未来
ディスカッション
◇話題提供
小倉康嗣(立教大学社会学部講師)

●ゲストご紹介
◇角田 由紀子(つのだ・ゆきこ)
弁護士、明治大学法科大学院教授。女性の権利に関する事件を多く手がけ、1990年代初頭から性的マイノリティの権利保障の必要性を主張。主著に『性の法律学』『性差別と暴力』(ともに有斐閣)ほか

◇善積 京子(よしずみ・きょうこ)
追手門学院大学社会学部教授。スウェーデンと日本の比較を中心に、家族関係の多様化や家族政策を研究。『婚外子の社会学』(青木書店)で山川菊栄賞受賞。主著に『結婚とパートナー関係』(ミネルヴァ書房)ほか

◇小倉 康嗣(おぐら・やすつぐ)
立教大学社会学部ほか非常勤講師。社会の高齢化を背景とする個々人の生き方の変容に焦点をあてながら、成熟社会における生のあり方・社会のあり方を研究。主著に『高齢化社会と日本人の生き方』(慶應義塾大学出版会)ほか。

備考: どなたでもご参加いただけます。参加費無料(参加登録不要)
お問い合わせ:
シンポジウムに関するお問い合わせ先
お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」プロジェクトC 研究協力者 柳原良江 E-mail:gender@jcom.home.ne.jp
調査に関するお問い合わせ先
レインボートーク2006生活実態調査プロジェクト代表:谷口洋幸 E-mail:rt2006-chosa@hotmail.co.jp
  交通案内:お茶の水女子大学(〒112-8610 文京区大塚2-1-1)東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅・有楽町線「護国寺」駅より徒歩約10分
     *当日、南門は閉門していますので、東門(正門)からお入りください
      お問合せ:お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」事務局
      TEL:03-5978-5547、FAX:03-5978-5548、URL:http://www.igs.ocha.ac.jp/f-gens/

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