2008年3月18日(火)、2名の委員（江原由美子 首都大学教授・広渡清吾 東京大学教授）で構成される「アドバイザリ委員会」による外部評価を実施した。なお、第1回アドバイザリ委員会は、中間評価として、2005年3月におこなった（委員は上記2名のほか、タニ・バーロウ ワシントン大学教授が参加）。第一部は事業推進担当者へのヒアリング、第二部は若手研究者9名へのヒアリングをおこなった。
　 拠点形成事業の成果と課題について、ファイナル・レポートに基づく事業推進担当者からの説明を受けて、質疑応答がおこなわれた。アドバイザリ委員からは、共同研究プロジェクト間の連携と新研究領域開拓との関係、研究成果のアウトプット、人材育成の具体的成果などについて質問が出された。また、今後の課題として、大学院カリキュラムへのF-GENS共同研究成果の還元、研究成果発信によるネットワーク形成などを示すインパクトレポートの作成、若手研究者の研究業績の電子データ化などの助言をいただくことができた。さらに、アドバイザリ委員によって、日本およびアジアのジェンダー教育研究拠点としての本学の重要性の再確認がおこなわれ、先進的研究教育機関としての本学「ジェンダー研究センター」の充実強化が不可欠であるとの見解が示された。