ジェンダー研究の国際的拠点 - お茶の水女子大学 ジェンダー研究センター
 

IGSの過去のイベントを年度別にご覧になることができます。

2010年度(平成22年度)

■A-WiL国際シンポジウム「女がリーダーシップをとる時代-来るべき社会への行動と理念」

日時
2011年3月26日(土) 13:00-17:00 *延期になりました。
会場
お茶の水女子大学 大学講堂(徽音堂)

コーディネーター
 TAKEMURA Kazuko(お茶の水女子大学教授)
登壇者
 Nilcea FREIRE(前ブラジル女性政策局担当大臣)
 Ute KLAMMER(ドイツ家族省男女平等議長、デュイスブルク-エッセン大学副総長)
 CHANG Pilwha(韓国・梨花女子大学教授)
 OSAWA Mari(東京大学教授、税制調査会専門家委員会委員長代理)

 *使用言語 英語(同時通訳あり)
参加・申し込み
参加費無料。事前申し込み受付中 当日受付あり
託児あり 予約 03(3524)3132まで

主催
お茶の水女子大学
 リーダーシップ養成教育研究センター  ジェンダー研究センター  女性支援室
後援
駐日ブラジル大使館 ドイツ連邦共和国大使館 駐日韓国大使館 韓国文化院


■IGS国際研究セミナー「グローバル金融危機以降のアジアにおける資本蓄積とジェンダー再配置」

お茶の水女子大学ジェンダー研究センター(IGS)では、以下の研究セミナーを開催いたします。
 2008年グローバル金融危機以降における世界経済の変動は、アジアを成長の機軸に押し上げると共に、中国を「世界の工場」から「世界の市場」へと転換させました。この間の動きに関わるジェンダー実証研究においては、既に新たなジェンダー再配置が起きていることが報告されつつあり、これまでとは異なる問題群が生じています。従来、中国に生産拠点を配置してきた欧米・日本・韓国系多国籍企業は、中国ヘの投資をより周辺的なアジア各諸地域に分散移転させる傾向も見られています。

 私たちは、このような世界経済の変動を、パクス・アメリカーナ体制の最終的な揺らぎとして認識すると共に、アジアにおける中国覇権主義の台頭、イスラム諸国の自由化要求という、新たな政治的構図の誕生と共に見据えていかなければなりません。
ジェンダー研究は、日々の暮らしの最も深層に眠るアイデンティティの政治の関わり、その最も新しい動きを把握することを方法としています。
 「今、ここで何が起きようとしているのか」。この事象を、いかにとらえていくのかについて、世界的に著名な社会科学者であり、ジェンダー研究者であり、フェミニストであるお二人をお迎えして、これからのグローバル化とジェンダー分析の理論および実証に関するお話をしていただきます。
 是非、共に学び、共に新しい知の共有を行いましょう。
日時
2011年3月14日(月)15:30-18:45 *中止になりました
会場
お茶の水女子大学
講師
Saskia Sassen (Columbia University, USA)
Sunanda Sen (Jawaharlal Nehru University, India)
スケジュール
進行:足立眞理子(お茶の水女子大学)

15:30-16:15 Saskia Sassen
16:15-17:00 Discussion
17:00-17:15 Break
17:15-18:00 Sunanda Sen
18:00-18:45 Discussion
(使用言語:英語)

*なお、3/16には法政大学サステイナビリティ研究教育機構での国際シンポジウム「持続可能な未来の探求 グローバリゼーションによる社会経済システム・文化変容とシステム・サステイナビリティ」が予定されています。
参加・申し込み
*定員に達しましたので、恐れ入りますが、お申し込みは締め切らせていただきます。

主催
お茶の水ジェンダー研究センター(IGS)
共催
法政大学サステナビリティー研究教育機構、日本フェミニスト経済学会
問合せ先
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
igsoffice@cc.ocha.ac.jp

■IGS研究会「政治思想とフェミニズム理論の乖離と接近」

日時
2011年1月28日(金)14:00-17:00 
会場
お茶の水女子大学 本館 カンファレンスルーム(135室)
報告
岡野八代 (同志社大学)
「政治思想とフェミニズム理論の乖離と接近---「ケアの倫理」を中心に」
参加・申し込み
参加費無料。~終了しました~

問合せ先
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
igsoffice@cc.ocha.ac.jp

■シンポジウム「ケア・エコノミーの現在」

「ケア・エコノミーの現在」

日時
2011年1月8日(土)13:00-16:00  (開場12:30~)
会場
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科 全学共用研究棟6階 大会議室
基調講演
Julie A. Nelson (マサチューセッツ大学ボストン校)
---For Love or Money? Current Issues in the Economics of Care *同時通訳付
コメンテーター
伊田 久美子 (大阪府立大学)
足立 眞理子 (お茶の水女子大学)
参加・申し込み
イベントは終了しました。記録をIGS通信に掲載しました。<こちら
問合せ先
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
igsoffice@cc.ocha.ac.jp

■Eva F.Kittay教授 講演会「ケアの倫理からグローバルな正義論へ」

「ケアの倫理からグローバルな正義論へ」

日時
2010年11月13日(土)18:00-20:00
会場
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科 全学共用研究棟6階 大会議室
スピーカー
Eva F.Kittay教授
(NY州立大学ストーニー・ブルック校哲学科教授)
コメンテーター
江原 由美子 教授 (首都大学)
参加・申し込み

イベントは終了しました。記録をIGS通信に掲載しました。<こちら

問合せ先
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
igsoffice@cc.ocha.ac.jp

■「アジアにおける科学技術とジェンダー」に関するセミナー

日時
2010年8月27日(金)10:30~13:00
場所
お茶の水女子大学カンファレンスルーム(本館135号室)
内容
講演 「台湾における科学技術とジェンダー」(英語)
Dr. Li-Ling Tsai(Associate Professor, Graduate Institute of Gender EducationNational Kaohsiung Normal University)
コメント 小川眞里子(三重大学教授、お茶の水女子大学客員教授)
ランチタイム・ディスカッション  ランチを食べながらフリートーク
司会 舘かおる(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授)
参加
申し込み要 -終了しました-
問合せ先
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
igsoffice@cc.ocha.ac.jp
    お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
 

■研究プロジェクト「アジアの女性科学者及び科学・医療・技術教育とジェンダー」研究会

日時
2010年7月24日(土)午後1時から4時
場所
お茶の水女子大学学生センター棟4階 第5会議室
内容
「科学史とジェンダー」関連文献 読書会・合評会
講読テキスト
A.B. ブラックウェル 小川眞里子・飯島亜衣訳『自然界における両性―雄雌の進化と男女の教育論』法政大学出版局 2010
川島慶子著『マリーキュリーの挑戦―科学・ジェンダー・戦争』トランスビュー 2010 
参加
参加費無料 -終了しました-
問合せ先
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
igsoffice@cc.ocha.ac.jp
 
    お茶の水女子大学ジェンダー研究センター

■ジェンダー社会科学専攻「国際社会ジェンダー論」連続講座/公開シンポジウム(ジェンダー研究センター提供科目)

『グローバルな源蓄と身体』

国際社会のジェンダー平等へのコミットメントとその現実と将来への展望を包括的に把握することにより、将来、国際公務員、国際社会協力の専門家をめざす日本人、特に女性の人材育成に貢献することを目的とする。
 
講師
菅野琴(元ユネスコ本部職員/本学ジェンダー研究センター客員研究員)
 
日時/場所
 
 第1回 2010年4月14日(水)15時から17時
 教室 本館 カンファレンスルーム(135号室)
 「ユネスコのジェンダー主流化政策とジェンダー平等のための活動」
ユネスコの政策文書、活動計画等の公式文書に見られる女性・ジェンダー政策、活動指針の歴史的変遷をたどり、開発とジェンダーのアプローチから検討する。更に国連/ユネスコ組織内のジェンダー平等・主流化政策の課題も併せ検討する。

 第2回 2010年4月21日(水)15時から17時
 教室 本館 カンファレンスルーム(135号室)
 「教育におけるジェンダー平等:エンパワーメントの基礎教育」
『万人に教育を(EFA)』目標達成への挑戦を「女子・女性教育」から「教育とジェンダー」へのパラダイム・シフトと並行させながら、エンパワーメントの教育の文脈の中で考察する。すべての人の基本的学習ニーズを満たす人間開発のための教育、教育的貧困解消とグローバル化した世界のニーズに即した生涯学習、『学習者中心』の拡大された基礎教育の概念の理解を深める。

 第3回 2010年4月28日(水)15時から17時
 教室 本館 カンファレンスルーム(135号室)
 「教育におけるジェンダー平等達成への課題と挑戦」
ミレニアム開発目標(MDG)や『万人に教育を(EFA)』に明記された「教育におけるジェンダー・パリティーと平等」目標、 特にparity、equality、equity の違いに注意を払いながら、その理解を深める。教育におけるジェンダー平等達成の課題、特に質的経験の量的分析・指標作成の課題を、EFA中期評価国別報告書などの具体例を分析しながら検討する。

公開シンポジウム(連続講座第4回)
日時  5月12日(水)17:30から19:30
会場  本館 カンファレンスルーム(135号室)
      (※参加申し込み多数の場合は変更の有)
「女性と国際協力:国際組織のジェンダー主流化の未来を考える」

コーディネーター  菅野琴 / 司会  舘かおる
ジェンダー主流化戦略を持ってジェンダー平等をめざす国際機関は何を期待されているのか、その役割と将来への展望、さらに組織内で女性がどのように活躍し、これから何が望まれているのか。コーディネーター役の講師の経験も紹介しながら、国際社会でのジェンダー主流化の現状と未来を、事業活動だけではなく、職場としての国連機関の課題と挑戦をも含め、国際機関・国際NGOで働いた経験がある中堅、若手の日本人たちが語りあい、国際協力の未来と、次世代人材養成をジェンダーの視座から討論する。
スピーカー
妹尾靖子氏「国連とジェンダー主流化:ジェンダー平等をめざす国連の課題と挑戦」
東京国際連合広報センター所長代行。津田塾大学卒業、テキサス州立大学オースティン校中東研究所修士。1988年国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)渉外・広報官、及び、プロジェクト企画官を経て、1992年より国連薬物統制計画で渉外・広報官を務める。1995年10月より東京国連広報センターの広報官に就任、現職に至る。
青島あすか氏 「緊急人道支援をジェンダーの視点で検証する」
ハーバード大学院卒業後、1997年よりユネスコ・アジア文化センターで識字教育事業、2000年より国連ユニセフ・カリブ地域事務所(バルバドス)でジェンダー問題、2002年より日本の国際NGO・JENでアフガニスタン、スリランカとエリトリアの緊急・復興支援事業を担当。2005年にコロンビア大学院に留学、卒業後はニューヨークの社会福祉団体でDVと児童保護事業を担当。2009年よりTokyo English Life Line(TELL)にて臨床心理士及び児童保護サービス・コーディネーターに就任、現在に至る。専門は女性と子どもに対する暴力、トラウマのケア。
池崎翔子氏「ILOのジェンダー主流化政策;アジア地域事務所での経験」
2010年3月末までILO東アジア地域事務所ジェンダー担当官付きインターン。大阪大学大学院国際公共政策研究科比較公共政策専攻、博士前期課程在籍、ジェンダーと労働法を専門に研究。2005年コーンコーディア大学(カナダ、モントリオール)卒業、2006?2008年までリクルート社勤務。2009年には国連地域開発センタ?神戸事務所でヴォランタリ―活動。

お茶の水女子大学ジェンダー研究センター提供科目
ジェンダー社会科学専攻「国際社会ジェンダー論」


 

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