ジェンダー研究の国際的拠点 - お茶の水女子大学 ジェンダー研究センター
 

IGS通信7号

2002年05月9日

お茶の水女子大学ジェンダー研究センターは、下記の要領で公開シンポジウムを開催いたします。大学内外に開かれたシンポジウムですので、どうぞふるってご参加ください。

公開シンポジウムのお知らせ

ジェンダー研究センター主催・本学人間文化研究科博士前期課程 発達社会科学専攻生活・開発科学系開発・ジェンダー論コース協賛 「国際協力における大学の役割―ジェンダー課題を中心に― 」

司会: 波平恵美子(お茶の水女子大学IGSセンター長)/石塚道子(お茶の水女子大学文教育学部教授)/舘かおる(お茶の水女子大学IGS教授)

【開催にあたって】

近年、激変し続ける国際情勢の中で「国際協力」はキイ・ワードとして大変注目を集め、国内外において新たなネットワーク作りを目指し、研究と実践活動の両面から積極的な模索が行われています。
しかし、「国際協力」におけるジェンダー課題の検討は立ち遅れているのが現状です。本シンポジウムでは、研究者、実務家、行政、NGO各方面の方々が一堂に会する貴重な場を提供し、今後ますます重要になると思われるジェンダー的視点から、「国際協力」とジェンダーの研究/人材養成について活発な議論を行っていきたいと考えております。

シンポジウム内容

開会のセレモニー

【挨拶】 本田和子(お茶の水女子大学学長)
【来賓挨拶】 ean-Louis Armand(タイ、アジア工科大学[Asian Institute of Technology]学長)
<通訳:田中深雪>
【来賓挨拶】 文部科学省研究振興局主任学術調査官

第I部 国際協力とジェンダー研究 ―その現状と課題

【報告】
カルラ・リッセーウ(お茶の水女子大学IGS客員教授、オランダ、ライデン大学教授)
「オランダにおける国際協力とジェンダー研究」(ペーパー配布/通訳なし) 

伊藤るり(お茶の水女子大学IGS教授)
「日本における国際協力とジェンダー研究」

大沢真理(東京大学社会科学研究所教授)
「アジアにおけるジェンダー研究ネットワークの可能性」

第II部 国際協力における大学の役割

【報告】
長田博(名古屋大学大学院国際開発研究科教授・前研究科長)
「日本の大学における開発研究教育の現状と課題」

日下部京子(タイ、アジア工科大学 [AIT] 助教授)
「AIT-Gender and Development Studiesの現状と課題」

お茶の水女子大学大学院生(開発・ジェンダー論コース)
「AIT Gender Workshop参加報告」

篠塚英子(お茶の水女子大学学長補佐、アフガニスタン女性支援検討委員会)
「アフガニスタンの女性支援と女子大学コンソーシアム」

伊藤光子(外務省国際機関人事センター所長)
「国際協力と人材養成」

ご案内

開催日時: 2002年5月25日(土)午後1時半~5時
開催場所: お茶の水女子大学理学部3号館701室(7階)
使用言語:

日本語。一部英語。

参加費: 無料。当日、配布する資料について実費をいただきます。
交通機関: 丸の内線茗荷谷駅、もしくは有楽町線護国寺駅から徒歩10分。
申し込み方法: 別紙ファックス送信用フォーマットをご利用ください。E-mailでお申し込みになる場合は、フォーマットを参考に、お名前・連絡先等をはっきりとわかるようにご記入ください。(MS-word形式にてダウンロード希望の方はこちらです。)
申し込み締切: 5月20日(月) 
会場・資料準備の都合上、できるだけ締切日までにお申込ください。
申し込み先: お茶の水女子大学ジェンダー研究センター 
5月25日公開シンポジウム事務局宛 (宛先を必ずご明記ください)
住所 :〒112-8610 文京区大塚2-1-1
Fax: 03-5978-5845 URL: http://www.igs.ocha.ac.jp/ 
E-mail: igs@cc.ocha.ac.jp(件名に「夜間セミナー参加」と明記してください)

懇親会のお知らせ

上記公開シンポジウムの終了後、午後5時半から、懇親会を開催いたします。会場は、お茶の水女子大学理学部3号館ラウンジです。

なお、懇親会への参加費として別途1500円~2000円を申し受けます。参加を希望される場合は、別紙ファックス送信用フォーマットを御利用ください。また、この形式を参考に、5月20日(月)までに当センター宛にメールにて、お申し込みくださいますようお願い申し上げます。

Information

★過日お知らせしておりましたタイのアジア工科大学(AIT, Asian Institute of Technology)スプリング・ワークショップ「ジェンダーと開発」が昨3月4日(月)~12日(水)に行われました。本学大学院博士前期課程開発・ジェンダー論コースからは大学院生が3名参加いたしました。ワークショップの詳細は5月25日のシンポジウムにてご報告いたします。

★昨3月2日(土)午後1時30分より、IGS主催により、ヴェラ・マッキーIGS客員教授の公開シンポジウム「トランスナショナル・フェミニズムの可能性」を開催いたしました。 ヴェラ・マッキー教授の基調講演後、土佐弘之助教授(東北大学)、金富子氏(本学大学院博士課程)からの報告が行なわれ、ディスカッサントの竹村和子助教授(本学)を交え、活発な意見交換や質疑応答等、充実したシンポジウムとなりましたこと、ご参加いただきました皆さまには心より感謝申し上げます。 なお、ヴェラ・マッキー教授は日本での滞在を終えられ、3月9日、ご帰国の途につかれました。

★昨4月24日(水)午後5時より、中国現代文学館研究員の劉慧英(リウ・ホイイン)氏による講演「90年代の中国文学における女性の欲望対象化」を宮尾正樹教授(本学)の司会、河村昌子氏(千葉商科大学専任講師)の通訳で開催いたしました。学内外から40名以上の方が参加して下さり、盛況でした。ご参加、ご協力いただきました皆さまには、心より感謝申し上げます。

★平成14年度IGS客員教授として、オランダ、ライデン大学社会科学部のカルラ・リッセーウ(Carla I. Risseeuw)教授が4月に着任されました。5月25日のシンポジウムにご登壇いただきますが、次号の『IGS通信』第8号は、リッセーウ教授の夜間セミナー等をご案内する予定です。

発行:お茶の水女子大学ジェンダー研究センター (Institute for Gender Studies, the)
〒112-8610 文京区大塚2-1-1  Fax: 03-5978-5845
E-mail: igs@cc.ocha.ac.jp  URL:http://www.igs.ocha.ac.jp/

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