ジェンダー研究の国際的拠点 - お茶の水女子大学 ジェンダー研究センター
 

IGS通信16号

2004年4月26日

新年度が始まり、学内はにぎやかな季節です。
お茶の水女子大学は、この4月より国立大学法人お茶の水女子大学となりました。 ジェンダー研究センターも今まで以上に活発に活動を進めていきたいと存じ ますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、公開講演会、シンポジウムをご案内します。 大学内外に開かれた催し物ですので、どうぞふるってご参加ください。

講演会「フランスにおける女性の再就職とその支援」のお知らせ

お茶の水女子大学ジェンダー研究センター・文教育学部人間社会科学科共催
「フランスにおける女性の再就職とその支援」
La formation et la reinsertion professionnelle des femmes

フランソワーズ・クレゼ教授(Prof. Francoise Creze)
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター外国人客員教授
ストラスブール第1大学(ルイ・パスツール校

クレゼ教授は生涯教育論を専門とし、長年、フランスにおける女性の再就職を実践的に支援する活動に携わってこられました。主著にRepartir travailler: La reinsertion professionnelle des femmes, L'Harmattan, 1990(『再就職をめざして―女性の職業復帰―』)があります。今回の来日は、お茶の水女子大学文教育学部とルイ・パスツール大学心理教育科学部に おける交流協定に基づくものです。
司会:伊藤るり(IGS教授)、三輪建二(本学文教育学部教授)
通訳:中力えり(和光大学教員)

シンポジウム「日韓女性人権シンポジウム―女性への暴力(DV・性売買)―」のお知らせ

日韓女性人権シンポジウム ―女性への暴力(DV・性売買)―
<東京と大阪で開催されます>
【東京】お茶の水女子大学ジェンダー研究センター主催/日韓文化交流基金助成
【大阪】大阪府男女共同参画推進財団・お茶の水女子大学ジェンダー研究センター主催・(財)アジア・太平洋人権情報センター後援/日韓文化交流基金助成

【東京】

第1部
*パネリスト:鄭春淑(ソウル女性ホットライン副会長)、
        金仁淑(弁護士)、
        大津恵子(女性の家HELPディレクター)
*コーディネーター:戒能民江(本学生活科学部教授)

 第2部
*パネリスト:閔庚子(忠清北道女性政策担当官)、
        申然淑(韓国女性ホットライン主席局長)、
        角田由起子(弁護士)
*コーディネーター:舘かおる(IGS教授)

【大阪】

第1部
*パネリスト:朴仁恵(韓国女性ホットライン連合常任代表)、
        趙允淑(大邱女性ホットライン事務局長)、
        斎藤恵美(NPO法人いくの学園)
*コーディネーター:米田眞澄(大学講師)
  第2部
*パネリスト:成美慶(仁川女性ホットライン女性シェルター所長)、
        鄭喜鎮(聖公会大学講師)、
        久津美香奈子(大阪外国語大学大学院博士後期課程)
*コーディネーター:吉田容子(弁護士)

Information

★お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」
一般公開セミナーのご案内(5月)

●5月11日(火)10:30~12:30  研究会「アジア認識とジェンダー」
【報告】山下英愛/立命館大学非常勤講師「韓国の'性売買関連法'制定をめぐって」
【コメント】橋本みゆき/立教大学大学院博士後期課程
【場所】お茶の水女子大学附属図書館第二会議室

●5月14日(水)18:00~20:30  研究会「ポストゲノム時代における生物医学とジェンダー」第6回
2003年12月26日から2004年2月29日までに寄せられた「『ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方』(中間報告)に対する意見書」 (http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/life/haihu28/siryo4.pdf)の 内容を参考に、この問題について参加者と議論する。参加を希望される方は、 あらかじめ、意見書と生命倫理専門調査会の配布資料に目を通してきてください。
【場所】お茶の水女子大学人間文化研究科棟402室

●5月28日(金)10:00~12:00  公開講演会「ジェンダー研究における空間的視点」
【講師】影山穂波/椙山女学園大学国際コミュニケーション学部助教授「都市空間とジェンダー」
     宮澤 仁/東北大学大学院理学研究科助手
     「育児期の就業と保育所利用に関する時空間収支のジェンダー分析」
【場所】お茶の水女子大学附属図書館第ニ会議室
※参加をご希望の方は、資料の準備の関係上、必ず中野(nakano@cc.ocha.ac.jp) までご連絡ください。その際、お名前、御所属、連絡のとれるeメ-ルアドレス (なければ電話番号)をお書きください。参加の可否をこちらから連絡させて いただきます。尚、当日の配布資料の印刷代を実費で頂きます。

●5月29日(土)14:00~16:00  研究会「日本文学におけるジェンダー表象」第1回研究会
【報告】倉田容子/お茶の水女子大学大学院博士後期課程
     「一九七〇年代(老いゆく身体)の物語―円地文子『彩霧』―」
【場所】お茶の水女子大学文教育学部1号館第一会議室
※参加をご希望の方は、資料の準備の関係上、事前に菅(kan-s@li.ocha.ac.jp) までご連絡ください。

*これらの研究会はどなたでも参加できます(但し書きのないものは申し込み不要)。
お問い合わせは、 お茶の水女子大学COE「ジェンダー研究のフロンティア」事務局 宛
TEL:03-5978-5547 FAX:03-5978-5548 E-mail:f-gens@cc.ocha.ac.jp

★IGS 年報『ジェンダー研究』第7号(通巻24号), 2004年3月を刊行いたしました。平成15年度IGS客員教授ジョセフィン・ホー(台湾国立中央大学教授)の論文等 の他、研究報告、書評など掲載されています。

★IGS 通信の会員登録は、3月末にて更改となります。平成16年度も 本会員を継続ご希望で、まだお申し込みいただいていない方は、通信費・ 事務手数料1200円を小額切手にて、ジェンダー研究センターにご送付 ください。有効期間は1年間、平成17年3月末日までとさせていただきます。 なお、ご送付の際、封筒の裏にお名前とご住所を、封筒の表には「IGS通信」と ご明記くださいますようお願い申し上げます。また、新規会員をご希望の方や、 ご住所等に変更等がありました場合は、その旨ご一報いただけましたら幸いです。


Columns

★ 去る3月6日(土)午後1時より、IGS主催により、李小江IGS客員教授の公開講演会「戦争体験とジェンダー―北東アジアの女性口述史研究から―」を開 催いたしました。李小江教授の講演の後、コメンテーターとしてお迎えした 成田龍一教授(日本女子大学人間社会学部)、加納実紀代教授(敬和学園大学 国際文化学科)からのコメント、フロアを交えた活発な意見交換や質疑応答等、充実した講演会となりましたこと、ご参加いただきました皆さまには心より感謝申し上げます。
★昨年12月から当センター外国人客員教授として着任された李小江教授の滞在は 3月22日で終了し、李先生は24日に離日されました。李先生は韓国の梨花女子大学で 講演をなさった後、大連大学にお戻りになりました。

★4 月から来日予定だったローダ・ケスラー・アンガー先生は、ご都合により6月からの 来日となり、6月までは、ドイツのデュッセルドルフ大学より前みち子教授をIGS客員 教授としてお迎えすることになりました。 前先生には5月の中旬に講義をしていただきます。 詳細は次号でお知らせ致しますので、ふるってご参加ください。

発行:お茶の水女子大学ジェンダー研究センター (Institute for Gender Studies, the)
〒112-8610 文京区大塚2-1-1  Fax: 03-5978-5845
E-mail: igs@cc.ocha.ac.jp  URL:http://www.igs.ocha.ac.jp/

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